アカスジキンカメムシ

アカスジキンカメムシ

Poecilocoris lewisi


随分と長い間、憧れの存在だったカメムシである。 その美しい姿から切手のデザインにも採用され、どの昆虫図鑑を開いてもこのカメムシの姿をすぐに見つけることができる。 大抵の図鑑には「フジやミズキなどにつく」としか書かれておらず、また本によっては普通とも記してあったのだが、いくら野山を歩いてみてもこのカメムシの姿を見つけることはできなかった。
初めて出会えたのは進学のために東京に出てからであった。 実習で訪れたキャンパスの中で、目の前の友人の肩に飛んできたのが最初の一匹だったのである。 それからもうすぐ10年。 かつては長野県での記録が少なかったというこのカメムシも、今や我が家の庭に訪れる常連にまでなり、そこかしこでちらほらとその姿を見かけるようになった。 果たして彼らは以前から近くにいたのだろうか。 それとも単に私の目が彼らの姿を見つけることができなかったのか。 今となってはそれを確かめる術はなさそうである。

2006年7月28日 長野県諏訪郡 EOS20D EF100mmMacroUSM 1/250 f9 ストロボ ISO100



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