ベニモンマダラ

ベニモンマダラ

Zygaena niphona


昼行性のガにはチョウのように色鮮やかなものが多い。 そもそもチョウとガの間には決定的な相違点というものはないはずだが、それでも人間は無理やり区別しようとするからややこしいことになる。 どちらも同じように美しいのだから何もそこまでこだわらなくても…と思うのだが、何かを識別しようとするととにかく細かく分けたがるのもまた人の性のようである。
ベニモンマダラは初夏から夏にかけて、冷涼な地域の草原に見られるガだ。 緑がかった地色に朱色の紋といういでたちはよく目を引くが、分布は意外と局所的なようである。 この仲間は大陸で細かく種分化し、欧州ではコレクターも多いと聞くが日本ではあまり馴染みがない。 詳しいことはわからないが、ベニモンマダラも氷河期に分布を広げた大陸の忘れものなのだろう。

2006年7月16日 長野県諏訪郡 EOS20D EF100mmMacroUSM 1/50 f5.6 ストロボ ISO100



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