カブトムシ

カブトムシ

Allomyrina dichotoma


数ある昆虫の中でもその知名度においてカブトムシに敵うものはものはそうそうないだろう。 甲虫の代表格にして夏の定番、それがまさにカブトムシであった。 しかし最近はその存在感が随分と薄くなってしまったような気がする。 ある意味狂気的とも言えそうなクワガタムシブームの到来、そしてなによりも外国産のカブトムシが生きたまま売られる現状ではそれも仕方がないのかもしれない。 だがその一方で、養殖された本土産のカブトムシが本来棲息するはずのない北海道で野生化したり、 固有の亜種を産していた沖縄でも野生化、遺伝子汚染の可能性が叫ばれるなど問題も多く、人によって迷惑被っている一番の虫は実はカブトムシなのかもしれないとも思う。
私自身は最近もう少し日本のカブトムシを見直してみてもいいのではないか、そんな事を考えるようになった。 確かに外国産カブトは大きいが、実際に野外でその生活を見るのは至難の技だろう。 だが、日本のカブトムシならそれも不可能ではないし、何より見ていて面白い。 だから…たとえ外灯の周りにいるのがカブトムシばかりだったとしても、腹いせに森に投げてみたりするのはもうよそうと思う。

2006年7月9日 長野県岡谷市 EOS20D EF100mmMacroUSM 1/3 f8 ストロボ ISO400



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